ミカに案内されるままに進んでいくと、めちゃくちゃデカい建物の前で足が止まった。 「ここが、ギルドよ。言い忘れてたけどこの町のギルドは1番初めにできた本部でね、支部とかでは行われない重要な会議とかが行われる、いわばギルドの本拠地といったところね。ちなみに50階まであるわよ。」 俺はコクンコクンと頷きながら、 (ええ、これがギルドかよ。デカくない?本部だからじゃないかだと?いや実際に見てないからそんなこと言えんだろ。ヤバいぞ、マジで。東京タワーとまではいかないけど高さ150mくらいだぞ、多分。高すぎなんじゃないだって?だって50階だぞ?一階が3mとしたらそんくらいだろ。) とか考えていた。すると 「何ボーっとしてるのよ。じゃあ中に入るわよ」 とミカに言われた。どんな感じなのか楽しみだなと思いつつ、ドアを開けたのだった。 * 開けてみた先には高級感あふれる世界が広がっていた。何しろ灯りはシャンデリアだし、高級そうな絵画が飾ってあるし、高級そうな紅茶やコーヒーまであるぞ。 「どう?驚いたでしょ」 「うん。さっきとはまるで別世界だ」 と返答するとなぜかミカが誇らしげな顔になった。 「ああ、ここにきた目的を果たさなきゃね。自分の能力検査についてだけど、ギルド所属の冒険者じゃないとだめなのよね。ギルド登録するよね?」 マジかぁ〜。なんでそんなめんどいことしなくちゃなの?だって冒険者って魔物の討伐とか危ないことするんでしょ? もう死にたくないんだけどなぁ。 とか不安になって考えてると、ミカがどこかに行ってしまった。どこに行ったのかとキョロキョロとしていると、『ギルド登録所』と書かれた方で受付の人としゃべっている。待って。俺何も言ってないよね?なんで勝手に行っちゃうかなぁ〜。 「貴方の登録についての細かい手続きは自分でやれってさ。私にできることはしといたからよろしく〜。私は任務達成の報告をしてくるからさ」 いや、あのね。勝手にしといて「よろしく〜」って無責任すぎない? 「記入することは全部あっちで聞かれるから、それじゃまた後で!」 もう何いってもダメだな、後戻りはできなさそうだし。ハァ〜せっかく二度目の人生をゆったり過ごしたいと思ってたのになぁ〜。これじゃできそうもないな。仕方ない。 「分かったよ。じゃあな」 といってミカとは一旦別れた。そしてギルド登録所で名前とかの個人情報を詳しく記入した。個人情報と言っても、家もないし全部適当に言っただけだしね。最後に写真を取った時はびっくりした。なぜかって?俺が思ってた以上にイケメンだったからさ!これで彼女もできそうだ!そんな話は置いといて、俺の能力検査だが、明日になるそうだ。後少しでミカと合流の時間だし、合流したら検査のことを伝えて、宿にでも泊まるか。 そんなこんなあって、こっちの世界に来て初めての一日は、終わったのであった。