ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一言 全く更新してなかったので5/21に更新しました() 別作品に続き作るから完成したらURL貼っときます ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー クレジット ◆音源 @enjoy_music_jp ◆曲名 ハイドレンジア ◆アニメ https://scratch.mit.edu/projects/849869639/ ◆提供者 @chi_san_ ◆7話 https://scratch.mit.edu/projects/854524864/ ◆PV https://scratch.mit.edu/projects/856748132/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第一話 ...この世界は簡単に言えば「地獄」だった。 この世界では「使命」というものが一人一つあり、それを果たすと...何者かに殺され、この世から去ってしまうというのだ。 しかも「使命」は他人からしかわからないのに、他人からは教えられないという... おっと、前置きが長くなったな... 僕の名前は「栗野 胡桃」だ。 「おーい!なにしてるの〜?」 この元気な声は、僕と付き合っている兎野だ。 僕と兎野はこの小さな村に住んでいて、いつの間にか互いに惹かれ合って行って付き合ったんだ。 僕は今日までは楽しく幸せに兎野と暮らしていたんだ。そう、「今日」までは... 「今日は一緒に遊びに行こう〜!」 そういって兎野が誘ってきたので僕は二つ返事でOKした。 そして家から出て少し歩くと、この村の村長が歩いてきた。だけど何か様子がおかしい...まるで顔を合わせないように歩いている... そして僕の隣まで来ると、いきなりナイフを突きつけてきた...だがそれを間一髪でかわすと、いきなり村長が大声を上げながら突進してきた。 僕は村長の手をひねり上げ、村長の持っていたナイフを落とさした。そしてそのナイフを拾い上げ村長の腹に深く差し込んだ。 村長は「グァッ...」と短く言ったあと、二度と動くことは無かった。 僕が...人を...殺した...? そんなわけない...そんなことあるわけない... 嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ ..... ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第二話 僕はあのあと、しばらく現実を受け入れられなかった。いや、受け入れたくなかったのかもしれない。 だけど、現実というのは変わってはくれない。 「.....栗野!大丈夫!?聞こえてる!」 ...これは...兎野の声だ! ...兎野!大丈夫だったか!? 大丈夫だったけど...これどうすればいいの... 兎野が指を指した方向には、ナイフで腹を刺された村長が倒れていた。脈や瞳孔を確認してみたが、完全に死んでいた。 僕はその死体をすぐに草と木の後ろに隠した。 そして僕は兎野にこう言った。 「村長は死んでいた。もうここにはいられないと思うし、この村から逃げ出そう。」 すると兎野は、「いいけど、こんなところに放置しておいて大丈夫なの?」と問いかけてきた。 僕は、「今穴をほって埋めたり持っていったりするのはリスクがデカすぎる。今は逃げることが最優先だ。」と答えた。 「じゃあ必要最低限の物だけ持って急いで逃げ出すぞ。」 そう言って僕達は自分の家に戻っていった。 そして五分後、僕はまたあの場所に集まろうとした。 すると、その場所から大きな声がした。 まさか...死体がバレたのか!? 急いで確認しに行くと、その場所には村長の死体を見て叫び声をあげている女性がいた。 今殺さなきゃ...全てがバレてしまう! そう思った僕は、その女を持っていたナイフで殺そうとした。幸いまだ兎野は来ていなかったため、殺すのには丁度いい。 そして僕はその女の後ろに音もなく回り込み、その背中に五回ほどナイフを突き立てた。その女は最後に、「た.....たすけ...て...」と言って動かなくなっていた。 ...これで一安心だ。だがそこですぐに逃げなかったのが仇となった。なんと、駆けつけた村の人に今の犯行を全て見られていたのだった。 僕は急いで反対方向に逃げ出した。しかし、すでに反対側にも人が待ち構えており、僕の逃げ場はなくなってしまった... 「...じゃあもう...殺していいよな...?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第三話 私は荷物をまとめるために家に走っていた。 家の前まで来た。いつも鍵を開ける動作が面倒くさいと思っているけど今日は面倒くさくなんかない。 鍵を開け家の中に入る。見慣れた光景だ。 整理はされているがところどころ散らかっている。だけど落ち着く。そんな家だ。 私はカバンに財布や着替え、食料などを詰め込む。少し不安になってしまい、いろいろ確認したり詰め込んだりしていたらいつの間にか時間を過ぎてしまった。 私は急いで家を飛び出す。だけど私は最後にこう言う 「今までありがとうね。私の家」 そして家の鍵を閉め、駆け足で集合場所に戻る。 するとそこには大きな人混みができていた。 私は急いで確認しに行くと、なんとその人混みの中心に彼がいたのだ。 私は声をかけようとしたが、このただならぬ空気の中では声をかけようにもかけられなかった。 その沈黙を破るように突然周りにいた一人がいきなり彼に襲いかかった。 それが皮切りとなり、周りの人も一斉に彼に襲いかかった。 彼は手持ちのナイフで必死に応戦していたが、誰かを刺したところでスキができてしまい攻撃されてしまうためかなりキツそうだ。 彼が傷だらけになりそれでもなお戦い続けてるのに私はただ黙って見ているだけなんて...自分の無力さに打ちひしがれていると、カバンの中に何か入っていることに気づいた。 それを取り出してみると、まだ未使用のカッターだった。 そうだ...これがあれば彼と一緒に戦える...! そして私は言った。 「待ってて!今助けに行くからね!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第四話 僕は今戦っていた。 傷だらけで血も出ているが戦いをやめるわけにはいかないんだ...そうしてしまったら「アイツ」が危険な目に合うかもしれないからな... そして僕は、「アイツ」のためだけに戦った。 「アイツ」が帰ってくるまでに、なんとかこいつらを全員殺す。 だが一人でこんな大人数に敵うわけでもなく、ほとんど力尽きて目の前がボヤケてきてしまった。 もう、俺はここで死ぬのかな... ごめんな兎野...約束...果たせそうにないよ... 僕が気を失い倒れそうになる直前、いきなり自分の一番大切で大好きな兎野の声が聞こえてきた。 「待ってて!今助けに行くからね!」 その声で僕は、「あれ...兎野...?なんでここに...」と思ったが、そんなことはどうでもよかった。 僕は彼女の声を聞き姿を見た瞬間、今までの疲れや痛みなど全て吹き飛んだ。 そうだ...僕はこんなところで倒れている場合じゃないんだ! ...そしてその後のことは覚えていない。 だが一つだけ覚えているのは、「僕のこの世で一番大好きで大切な兎野と共闘をして無事に『アイツラ』に勝てた」ということだけだった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第五話 その後僕達は地面に転がっている大量の死体を見て我に返った。 「この死体...どうしよう...」 兎野がそう言葉をこぼす。 幸い僕はライターを持っていたためその火で自分たちが殺めてしまった死体たちを全て燃やした。 僕は燃やすことに対して罪悪感と抵抗があったがすぐにそんなものは捨てた。もうこんなにも人を殺めてしまったのに罪悪感など湧いているなどおかしいのだから。 そして全ての死体を燃やしきった。 すると兎野は、「本当に殺しちゃったんだね...」とポツリと呟いた。 僕は何も言わずに彼女の手を握ってその場に座り込んだ。 そして時が過ぎ夜になった。 死体がほとんど燃え灰になった頃、僕達は就寝の準備をしていた。 実際自分たちが殺した人たちのすぐ近くで寝るのには抵抗があったが傷も多いし体力もなくなっていたため仕方なくここで寝ることになった。 だがいざ火を付けたままとはいえすぐ近くに殺した人たちの灰が散らばっていると考えると怖くなってくる。 すると兎野も僕と同じことを思ったのか、「ねえ、いっしょに寝ない...?」と小さな声で話しかけてきた。 僕は「うん、全然いいよ...!」と言ったが、内心ビビりまくっていた。 そして兎野は僕の近くまで来た。兎野と一緒にいるとすごく落ち着いて、深い眠りに落ちていきそうになる。 そして僕達は体をくっつけたまま一晩を過ごしたのだった。 そして翌朝、僕は目をさました。 だけど...なぜか兎野が隣にはいなかった。 どこかに行ったのかと思いその周辺部分を探してみたのだがどこにもいなかった。 僕はパニックになりかけていたがなんとか深呼吸をして落ち着いた。そして今度は少し離れたところも探してみることにした。 そうすると、そこから少し離れたところにある森に通じる獣道に謎の血液が垂れていたのを発見した。 僕は兎野の血痕だと見た瞬間に思った。何か特別な証拠などがあるわけではない。だがこれは兎野の血痕だと見た瞬間に確信した。 そして僕はその血痕をたどるように駆け足でその森の中に入っていった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第六話 僕は森の中に入っていった。 森の中はかなり薄暗くなんだか不気味だったが、兎野がいるかもしれないと考えると引き返そうとは思わなかった。 そして僕は暗い森の中をひたすらに歩いた。 ..... そしてしばらく歩き続けると、何か異質な物体が落ちているのを見つけて、その物体に近づいた。 僕はその物体を見た瞬間、言葉にならない言葉を出した。 なんとその物体は、「兎野の遺体」だったのだ。 僕は最初、兎野の遺体だとは思わなかった。 だが、このどうしようもない現実を突きつけられた僕は「兎野が死んだ」という現実を認める以外の道は無かった。 僕はそのまま膝から崩れ落ちた。 そして子供のように泣きじゃくった。そして兎野の遺体に向かって泣き続けた。 そして僕は涙をこらえてその場から立ち上がった。 すると...突然後ろから少し若めの声が聞こえてきた。 ???「...もう泣き止んだか?『栗野?』」 僕はその声に聞き覚えは無い。だが心の底から恐怖を覚えるような声がした。 僕はその場から動けなくなった。そして恐怖の中でようやく放った一言が、「...お前は...誰だ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー