「どうしたの?泣いているの?」 「お…お前は…?」 咄嗟に俺はそう答えた。知っているような顔だった。凛とした…女性か…?髪がとても長い。太腿に当たるくらい長い。 「シード…この子であっているのね?私のほうが身長高そう…w」 すらぁっとした足、ピシッとした服…年は…同い年くらいの子。あと何となくだけど…上から目線。 「お前…名前は…?」 とにかく頭が追いつかないからそうやって聞く。 「私?あぁ。私は…。」 言いたくなさそうな顔でこっちを睨んだ。 「…?早く言えよ…」 そう言うと… 「ごめんなさい。言えないわ。まぁ師匠とよんでぇ〜?」 と、上から目線のような声と態度で言ってきた。クソムカついたもんで、俺は堪忍袋の緒が切れた。 「はァ?!なんで名を名乗らねぇやつの弟子になんないといけねぇんだよ‼可笑しいだろ‼」 そういった瞬間…… 俺は黒い何かに縛られた。 「はぁ…言うことを聞きなさい。それでも18歳の少年?ちょっと目眩がするわ。私と大違いです。幼児のよう…」 とにかくイライラする。此奴の口調がもう聞きたくない。頭が痛い。体が言うことを聞かない。 「ゔ…ゔぅ……」 「まぁいいわ。貴方の母も殺してあげるわ。貴方もついでよ。殺してあげます。」 __シード…水と光は神の力を持っているんだよ__ 「……………やっぱりね。この子、シード・アルフィーだわ。行っていた通り。」 この瞬間…俺は…知らない女(?)の腹を殴りそうになっていた。 「俺の…俺の母を…父を…‼」 「うふ…♪予想が当たったわ。そうね…世界幸福英雄(セカイコウフクヒーロー)とはご存知?入りません?そうすれば、交通事故を起こした…いや、作り出したルナットを倒せるわ。」 「…は?」 世界幸福英雄(セカイコウフクヒーロー)。およそ数十名。19XX年くらいに出来たと言われている。活動内容は不明。隠れて仕事をしているくらいしかわかっていない。 ルナット。およそ16XX年ほど前にできた謎の生命体。未確認生物とも言われている。 「…ほう。」 「では‼入りますか?!」 ……此奴の信用は薄いがまぁ乗ってみよう。 「…入るぜ…」 「はい。よく言えましたね‼では‼ダークネス・テレポーテーション‼」 シュン___ (親父…教えてくれてありがとう…やっと…俺の夢が見えたよ…) (俺の夢は…) ___この世を平和にすることだったわ。___