31話 ぽれがすべきこと 人、どんどん消えてる…。 ぽれ、タスクマスターだから、タスク、やらなきゃ…。 タスク、あるの、ぽれと、子豚だけとか、終わってるなぁ…。 隠れてやんなきゃだし、数多いし…。 でも、ぽれだって勝ちたいし! まあ、インポスター確定3残りぽれはグレー位置。 いつ吊られてもおかしくないしなんならキルされるかも。 よし、テープタスク終わり。 ここからだと電気近いから…。 ガチャコンタスクと奥のレバー上げやっちゃおう。 あとで地獄の配線祭りあるけど…。 まぁちゃちゃっと終わらせますか! あれ、誰かメイン行ったのかな? メインにもタスクあるし、あとで行ってみようっと。 えっと、あ!早速1番! ラッキー! なんだ、次は7番か…。 奥のレバーだけあげてっと。 よし、ブレーカーセットできた。 その時ぽれは、背後に迫る影に気づかなかった。 いや、気づけなかった。 自分が浮き位置なのはわかってた。 視認なし、電気室の1番奥。 人外からしたら絶好のキルチャンス。 まさかこんなとこまで見に来てる人がいたなんて。 32話 暗闇に微笑む悪魔 けほっ、と血を吐いてぜんこぱすさんが倒れ込む。 その後ろで悪魔に似た笑みで微笑んでいたのは、あふぇさんだった。 俺は、バイタルを確認してから第2電気室に入って上に移動した。 その時だった。 何かが滴るビチャ、という音が聞こえたのは。 俺は、この音に聞き覚えがあった。 でも、思い出したくなかった。 また、彼が死んだ時のことを思い出してしまうから。 もう…目の前で人が死ぬのは見たくない…。 はずだったのに。 また、見てしまった。 あふぇさんがもしバウンティハンターやオーバーローダーだったら俺は間違いなく殺される。 音がしないように第2電気を駆け抜けた。 そのままミーティングルームまで全速力で走った。 後ろなんて見てなかった。 見る暇なんてなかった。 死にたくない。 またみんなでゲームをしたい。 そんな思いが疲れ切ったはずの俺の足を動かした。 息が切れるくらい走った。 ここは、ミーティングルーム。 めめんともりさんが、驚いたような表情をして俺に駆け寄った。 「さもさん?どうしたんですか?」 めめんともりさんは、水を手渡しながら、そう問いかけた。 もらった水を一口飲んで、ゆっくりと呼吸を落ち着かせた。 「…あふぇさんが…ぜんこぱすさんをキル…してました…!」 めめんともりさんの表情が一瞬で変わった。 「本当ですか?」 「本当です。第2電気の1番奥、ぜんこぱすさんの死体位置です。」 そう答えた時にもう、すっかり落ち着いて話せていた。 「…信じます。私、さもさんを信じますね!」 そうやって俺に笑顔を向け、ボタンの方向に歩き始めた。 「めめんともりさん、」 「めめさん、でいいですよ。」 大人しげな彼女の声が俺の言葉を切った。 「じゃあめめさん。俺、今日誰を占うのが正解なんですかね。」 「私が言っていいのか分かりませんが…確白を占って見るの、アリかもしれませんね。」 「確白を…?」 「はい。万が一、騙りの可能性があります。まぁそれは私かもしれませんし、さもさんかもしれませんが…。例えばおどろくさんに当てられていた天秤を凸もりさんが騙っているとかですかね。」 なるほど。 普段から人狼ゲームをやっているからかもしれない。 彼女の言うことには妙に納得できた。 俺にはなかった考え方。 やっぱりこの人に聞いて、正解だったかも。 「あ、でもしぇいどさん、どうしましょうか?人外なのは確定ですけど…。」 そうだ、しぇいどさん。 あの人は2番目の子豚らしい。 でも、それが嘘だったら…。 「とりあえず、泳がせます。キルはできないはずなので。」 でも、あんな罠を思いつくなんて…。 “人は窮地で成長する” って、本当だったんだ。 33話 本当の悪魔 めめさんがボタンを押した。 俺は、つい今、第二電気の1番奥でぜんさんの死体を発見したところだった。 このターン、サイドキックを作ってしまいたかったのに。 まぁ、しょうがないか。 運が悪いのはいつものことだし。 それに、この役職を引くのも、いつものこと。 立ち回りなんて、他の人の何十倍も知っている。 でも、だからこそ俺は疑われやすい。 俺、柊鳴ルカが、ジャッカルだってことを。 サイドキック…誰にしようか。 確白のめめさん?iemonさん?凸もりさんも、あり。 その時ふと、頭に浮かんだのは、妹のヒナの顔だった。 それを無視してミーティングルームに向かい、コーヒーサーバーでコーヒーを淹れた。 ミルクを注ぎ、一口啜って席についた。 「ぜんこぱすさんが殺されるところを見ました。」 そのさぁーもんさんの一言で、ミーティングルームが凍りついた。 「犯人は…、あふぇさん…です。」 全員の視線があふぇりるさんに向く。 「ち…違う!私じゃない!まず、私がやったならなんで、なんでわざわざ第2電気の奥まで行く必要があるんですか?!」 「…あふぇさん。俺は、殺されてるところを見た、としか言ってません。」 はっ、と誰かが息を呑む音が聞こえた。 「……バレて、しまいましたか。」 小さな声。 本当に小さな声で呟いた。 「そうですよ〜。私は、バウンティハンターです。おどろくさんも、べるさんも、ぜんこぱすさんも私が殺しました。」 「……吊りますよ…!この、悪魔を…!」 怒りに満ちたこの声の主は、しぇいどさんだった。 「そのあと、私は吊っていただいて構いません。だから…だから!この悪魔を、吊りますよ…!」 「待ってください。万が一、ジェスターの可能性はありませんか?」 めめさんの言葉に、誰もがはっ、とした。 「いいえ。ありませんよ。だって私が、ジェスターなんですもん。」 そう言って微笑んだのは、紛れもないガンマスさんだった。 「は…?!ジェスター…CO…?」 誰もが抱いた疑問をレイラーさんが口に出した。 「はい。私がジェスターです。占ってもらっても構いませんよ。」 「ありえない…ジェスターCO?あ、タスクマスターなんでしょ!」 「違います。」 顔色一つ変えずににこにこ微笑んで言った。 「え、本当にジェスター…?」 「はい、ジェスターです。」 だから、と指を口に添えた。 「私を吊っちゃダメですよ?みなさん。」 顔についた紙が少し揺れて、彼女の口元が覗いた。 少しの空白を挟み、さぁーもんさんが口を開いた。 「あ、占い結果、めめさん霊媒でした。」 これでめめさんとさぁーもんさんは確白、か。 さぁーもんさんが騙りだったらいいんだけどなぁ…。 でもマッドメイトはもう吊ってて、インポスターも多分1か2残り。 で、あふぇりるさんも吊ったらもう多分インポスター1ジャッカル1盤面。 早いとこサイドキック作らなきゃだな。 「とりあえず、今回吊るのはあふぇさんです。」 さぁーもんさんが全員を見回す。 あふぇりるさん以外が頷いた。 今回の占い、霊媒についてお話ししましょう。 占いは、役職までわかるようにしてます。 クルー不利すぎるからね⭐︎(やったのお前だろ) 霊媒は、白黒第3ってことしかわかりません。 ※今まで霊媒の描写がなかったのは今まで占いと同じにするか悩んでたためです で、天秤、フェンサー、シェリフはあもあすのとーりです 今回は死亡シーンやめときました(あれが描きたかっただけ) 遅くなって申し訳ございませんでした