二、13人の戦士たち 一階には、ウサギの耳つきのパーカーを着た女の子____黒宮ウサギと、ヘッドホンをつけた男の子が椅子に座って何か話していた。 「!…ベタちゃん。それに、血霞くん。」 ウサギが、おれたちに気づいて声をかけてきた。 「くっふふ。ウサちゃん久しぶり。」 「おい黒宮、そいつら誰だ?」 ヘッドホンをつけた男の子がウサギ駆け寄った。 「くっふふ、イケメン発見!初めまして、ベタちゃんの名前は墨坂ベタっていうの。あなたのお名前は?」 と、ベタがヘッドホンの男の子にまとわりついた。 「あぁ〜。オレは灰払ヒョウ。墨坂…でいいか?」 「くっふふ、いいよー?ベタちゃんそういうの好きー!」 「…やめなよ、ベタ。こまってるでしょ。」 おれが宥めるとベタはヒョウのところから一歩下がり、踊るようなポーズをとった。 「くっふふ、ちょっとくらいいいじゃない。ねーねー、ウサちゃん、ハヤちゃんどこー?」 「ハヤト?ルールに名前はあったけど…まだ来てないね。ヒョウくん見てない?」 「さあ?ハヤトは見てないな。でもなんか墨坂みたいなやつなら見たぞ。オレたちの部屋の前うろちょろしてたな。」 ベタみたいなの…。 おれとベタは顔を見合わせた。 「それヒヨちゃんじゃない?」 「ヒヨ…?」 ウサギとヒョウは同時に首を傾げた。 「ひすいどヒヨコ。」 おれがそう呟くと2人とも興味を示した。 「翡翠渡って…あの翡翠渡プロか?」 「ヒヨコ…?翡翠渡さんのご兄弟?」 「うん。ヒヨコはカラスのおとうとだよ。」 その瞬間、空気が一気に冷えた。 そして数秒経ったあと。 気まずそうにヒヨコとカイマン、クラゲ、1人の男の子がやってきた。 「…ウサギ…?何があったんだ…?」 その男の子はウサギのそばにより、そう囁いた。 「ハヤト…。あとカイマンちゃんにクラゲくん。えっと…。」 「私はヒヨコ!ふふ、癪だけどあの天才ゲーマー翡翠渡カラスの妹だよっ!」 「ヒヨコはおとこでしょうが。」 「えー?ラブカっち、私は正真正銘ちょー可愛い女の子だよ?」 「くっふふ。ヒヨちゃんもベタちゃんと同じ男の子でしょ?ヒヨちゃんも、ベタちゃんも可愛いんだから、どっちでもいいじゃない。」 「そうだね!ベタっちもヒヨもちょー可愛いからどっちでもいっか!」 「うわ、なにあの自意識過剰組…。」 そう呟いたのはおれの双子の弟、血霞クラゲだった。 「自意識過剰じゃないですー!ヒヨもベタっちもちょー可愛いんですー!」 ヒヨコがそう言ったところで、アユ、クリオネ、カラス、シーラ、あと1人の女の子がきた。 「シーラ!」 そう言ってクラゲがシーラに駆け寄った。 「なになに〜?どったのラーゲ。」 シーラがクラゲの頭を撫でた。 「なんでもないっ!」 シーラに向けた笑顔のはずなのに、いつにも増して輝いて見えた。 やっぱおれの弟は天才だし最高だし世界一可愛いしかっこいいし…。 後ろからばしっと背中を叩かれた。 「ラ〜ブちゃんっまーたクラちゃんのこと考えてたのー?」 「…っ、かんがえてない。」 「またまた〜っ!ベタちゃんにはわかるよー?」 嘲るような笑みを浮かべたベタを無視して、伯爵の方に身体を向けた。 「はくしゃく。こんかいのやくしょくは?」 「おっと、伝え忘れていたね。血霞ラブカくん。全員、一度そこの椅子に座って欲しい。」 全員が伯爵の指を差した椅子に座った。 「役職はそのカードに書いてあるよ。」 膝の上にすとんと封筒が落ちてきた。 全員がびりっと封を破った。 他の人のカードは、黒くなってて見えなかった。 おれの役職は_____『×××』 問題!ラブカくんの役職、なーんだっ! わかったらコメどーぞ