『惡星』…と言う名に聞き覚えは無いだろうか かつてはいじめの相談を筆頭に現場での様々な不具合等 色々な事について対応してきた いわゆる『なんでも屋』と呼ばれる物だった しかしある日から活動が途絶え 今では裏社会で暗躍する組織になってしまった 理由は政府がもみ消した失踪事件によるもの 今でも被害者は残っているが 謎の力により追求は阻まれてしまっている しかし裏の力を借りて失踪した人達がどこにいるのかを 探す目的の為に作られたのが 『悪星』改め『惡星』だ 元々『悪星』には 社会に多い『悪い』人達の被害者に手を指し伸ばせる 『一筋の光』になりたいと言った思いが込められていた しかし今はその面影を消し裏での悪人を消しつつ 事件の真相を求めていた... 「で……わざわざ僕に頼みに来たと…」 彼の名前は「堕楽 enj(だらく えんじ)」 悪星の元メンバーであり現惡星のリーダー的存在 失踪事件で失った妹を探していてその活動拠点に 街から少し離れた所でバーを開き そこから情報を集めている 〈そうそう…頼めるかな?〉 彼女は〈紅羽 レナ(あかばね れな)〉 惡星のメンバー内で唯一の女性で enjの妹に相談事をしていた子(※1)で 同じく妹が心配で妹探しに協力している にしても...そこまで年月が経っていない間で よくそこまで強くなれたなと思っている だって相手には悪いけど数年前まで相談を依頼する程 色々な点で弱かった人だよ? そこからの成長凄まじくない? でもまぁそこはあまり気にしない様にしている 多分妹が上手い事彼女の勇気を付けていたんだろう にしても…… 「潜入の為だから偽装の彼氏が必要……と」 もう既に嫌な予感しかしないんだけども 〈お願い!!〉 「他の奴に頼めよ…玄鷺とか」 〈え〜それはなんか嫌だ〉 「何故…」 〈だってあの人少し私の事嫌いそうだし〉 それは貴方が半酔状態でダル絡みしてるからでは…… とは口が裂けても言えない 「……仲間内で争うのだけは辞めてね」 〈だからenjしか居ないの お願い!!〉 顔の前に手を合わせて完全に頼み込む姿勢に入っている もうここまで来たら向こうは引き返す気配は無い 「はぁ……分かったよ」 〈本当!?〉 「その代わりさっさと終わらせてね... 長引くと色々面倒だし」 〈分かってるよ〉 そう言いカシスオレンジを飲み切ると 直ぐに帰りの支度をする 〈じゃぁ当日はよろしく〜〉 「はいはい…」 最初に感じた嫌な予感だけは当たりませんように…… 当日僕の予感が当たった事は言うまでも無い 「結局めっちゃ長引いたじゃん……」 自分の店になんとか戻って僕はそう言った 〈ごめん…まさか相手もここまでしつこいとは 思わなかった…〉 「ていうか…今思ったけど別にこんな事しなくても ステルスでやれば良かったんじゃ…」 〈…えへへ〉 「何笑ってるんだよ…まぁ良いけど……」 と言った感じ いつしかもっと面倒な目に遭うのかなぁとか考えつつ 身につけていたネックレスを外しヘッドホンを付ける 〈いつかこの分のお礼はするからさ~〉 「楽しみにしておくよ...」 半ば嫌味で言っている なんせ似た様な事になったのは これが初めてでは無いからだ ...この分の礼どれくらいの物で返すつもりなんだか まぁそれは彼女の笑顔を見てたら あまり気にならないのだが… 自分の性格上相手が幸せなら良いかと言う 考えになるけどやっぱりハッキリ言った方が良いよな... と心の奥底で思いながら店を開けるのだった__
指定されたタイミングでの 旗押しを推奨する場合があります (今回はいつ旗を押しても問題ありません) (※1)の相談事に関連しているのは https://scratch.mit.edu/projects/883058241/ から ※上記のリンクの後編が無い事に関しては 意図的な物なので悪しからず 次回 馬鹿と天才は紙一重 https://scratch.mit.edu/projects/1023190389/