4話「melancholia」長さ★★☆☆☆ 憂鬱だ、すごい憂鬱だ。 どうやら僕は演技をすることさえ辛く感じるようになってしまったようだ。最近何もかもめんどくさくなり、世界から色が消えたような気がするんだ。それでマネージャーが僕のことを心配して精神科に連れて行ったんだ。すると医者がね、こう言ったんだ。 「君はきっと鬱病だね。」 最初は意味がわからなかったよ。だって僕は元気じゃないか。僕は’’心から笑えない’’だけで… 「___ですよね。」 マネージャーの言葉が僕の思考を遮断した。 「最近、悠二君、心から演技をしている感じがしないんですよ。今までは仕事をもらっただけでとても喜んでいたのに今は仕事にも無気力で無関心なんですよ。」 あ、自己紹介が遅れていたね。僕の名前は「傘村悠二(かさむらゆうじ)」。現役高校生にして現役の俳優だ。話は戻るがそれから僕はしばらく俳優業の仕事を控えていた。一ヶ月ほど経った後、仕事に復帰した。今では鬱病の影響で心から演技をしていない感じが逆に評価され、マネージャーももう治療を半分諦めかけている。そんな中で僕は例の映画の仕事をもらった。 「悠二君、この仕事、受ける?」 「…一応その三日後の会議に出てみて、…面白そうだったら受けようと思います…」 「そっか。だいぶ回復してきたみたいだね。」 「…あの…マネージャー…」 僕はマネージャーにもう鬱病のことは心配しないでくれ、と言おうとしたけれど 「なんだい?」 マネージャーの鬱病の回復に期待している瞳を見ているとこんなことを言おうとする自分に嫌気が差して頭の中に並べていた言葉を強制的に消してしまった。 「いや…何でも無いです…」 「そう?鬱病、本格的に治療したいなら迷わずに伝えてね。」 あぁ…自分は何時もこうだ… 三日後 呼ばれた喫茶店にはすでに先客がいた。 いかにも小説家です。というような風貌の男性と’’いなくなった自分の心の拠り所に似ている’’雰囲気の白い女の子がいた。…まさかこの子が監督とか言わないよな…?
そろそろ投稿が追いついてしまう… 早く書かねぇと…