Undertale Fate Decision 「運命の決定」 story 567回もの虐殺を繰り返し、568回目にしてようやく訪れた平和。 しかし、それは人間による残酷な欺瞞に過ぎなかった。 人間は隠れてモンスターを殺していた。 それは人間のLVを見れば一目瞭然の事実であった。 このまま永遠に傍観している場合ではない。 ここで終止符を打つ。そうsansは誓った。 「全て欺いていたなんて、あの優しい笑みは何処に行ってしまったんだ?」 路地裏での激闘を終え、sansは傷ついた体で人間を追う。その先には、避難が遅れたモンスターたちがいた。 「...もう、これ以上は一歩も通さねぇ。 指一本、コイツらには触れさせねぇよ。」 sansの背後には、怯えるモンスターたち。目の前には、狂った笑みを浮かべ、ナイフを握りしめる人間。 第二戦の始まりである。 双方とも限界を超えた戦いの末、sansは膝をつく。 最早指一本動かす力すら残っていない。 人間もまた満身創痍でありながら、その瞳にはどす黒い殺意を宿していた。 人間が最後の力を振り絞り、ナイフを振り下ろす。 sansは逃げなかった。避けることさえせず、自らその刃の軌道へと身を投げ出した。 すでに負っていた傷に重なる、決定的な一撃。sansの胸には深い十字の傷が刻まれる。 だが、その瞬間sansの魂の中に、 「自分たちが消えてはならない」 という強烈な『決意』が宿った。 「...これで終わりだ。本当のなァ!」 サンズは残された全ての魔力を、ブラスターへと注ぎ込む。眩い閃光が路地裏を包み、人間の姿を飲み込んだ。 サンズの強い『決意』に呼応するように、空間に浮かんでいた「RESET」のボタンがひび割れ、ガラス細工のように砕け散っていく。 もう、悲劇が繰り返されることはないだろう。 静寂が訪れた路地裏に、足音が響く。 「兄ちゃん!兄ちゃん!!」 駆けつけたのはpapyrusだった。傷付き溶け始めている兄の姿を見て、papyrusは震える手でその小さな体を抱きかかえる。 「よう兄弟。…少し、疲れちまってな」 sansの体は、端から静かに白い塵へと変わり始めていた。 papyrusの目から大粒の涙がこぼれ落ちる。 「兄ちゃん…死なないで!お願いだから、置いて逝かないで!」 sansは、かつてないほど穏やかな微笑みを浮かべた。弟の頬に触れようとした手は、もはや形を保てず溶けてしまっている。 「おい泣くなよ...これからは、もう...お前たちは...自由だ...」 サンズの瞳から光が消え、その体は溶け切ってしまった後、完全に塵となってパピルスの腕から零れ落ちた。 後に残されたのは、血の滲んだ青いパーカーと、二度と戻らない平和な時間だけだった。 p3別分岐として作ります
勝手ながらストーリーに少し手を加えさせていただきました。 Undertale by toby fox UFC by @inuinuinu_123